ワインのある生活を楽しむ
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葡萄品種によるワインの味わいの違いは楽しい体験です。 さらに同じ葡萄品種でも国や生産地で味わいの違いがあります。 まずは国ごとのワインの違いを巡ってみましょう。
世界中でワインがつくられていますが、やはりワインといえばフランスの印象です。 葡萄品種もフランスの代表的な品種が世界中で植えられています。 そして「原産地呼称」という産地ごとの特性を維持する法律もフランスが厳格といえます。 フランスのワイン生産地はとてもバラエティ—に富んでいますが、 まずは代表的なボルドー地方とブルゴーニュ地方の比較から始めましょう。
フランス・スペインとならび世界3大生産国です。 南北に長く伸びた地形は変化に富み、多様なワインを生産しています。 代表的な銘柄に、ピエモンテ州のバローロやバルバレスコ、トスカーナ州のブルネッロ・ ディ・モンタルチーノやキャンティがあります。 また同州の規制にとらわれない「スーパータスカン」といわれる近代的スタイルのワインも注目です。
ワイン用葡萄栽培面積は世界一、ワイン生産量は世界3位のスペイン。 北部地方リオハや、内陸部地方カスティーヤ・レオン州のリベラ・デル・ドゥエロの 赤ワイン、地中海地方カタルーニャ州が中心のカバ(スパークリングワイン)、 南部地方アンダルシア州のへレス(シェリー)などが世界的に有名です。
モーゼル川とライン川のリースリング種の白ワインが代表的です。
ワインの主な分類は原産地呼称保護ワインにQualitatswein(クヴァリテーツヴァイン)
と、より上質なPradikatswein(プレディカーツヴァイン)があり、このなかに収穫時の果汁糖度によって6つの肩書きがあります。
最近は辛口の生産も増え、甘口の肩書きでも辛口がありえます。
また赤のピノノワール種(シュペートブルグンダー)の栽培面積が増え、良質のワインがつくられています。
代表的な生産地域は「カリフォルニア州」で、全米の9割を生産しています。
冷涼な気候のナパ・ヴァレーやソノマ・ヴァレーに畑がつくられ、最先端の醸造技術により高品質なワインが生み出されています。
また近年では「オレゴン州」がピノノワール種の優良産地として有名です。